医療統計解析のススメ

 以前勤務していた臨床研修指定病院で医学に関係する統計解析について若手医師に指導していた内容を まとめてみました(PDF)。 ネット上から例題を使用させて頂き、改めてBellCurveエクセル統計version2.0 で解析してみました。逆にWEB解析事例の例題(https://bellcurve.jp/statistics/)はできるだけ手計算をしてみました。また、(PDF2)に臨床研究と統計解析、Propensity Score Matching(excel 1, 2 ,3にデータ"LaLonde's Data"があります。matchingのみEZR使用しました。)についてまとめてみました。(PDF3)には、WinBUGSをエクセルにアドインして行うことができるBugsXLAを紹介しました。なお「BellCurve」は社会情報サービス(株)の登録商標、BellCurve「エクセル統計」(英語名BellCurve for Excel)は同社が開発した市販の統計解析ソフトであり、Microsoft Excelに組み入れて使用できます。

bellcurve excel

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👆 内容

目次
     PDF               データの要約    (p2)     
                     1標本の分析    (p11) 
                     母集団の分布   (p14) 
                     数理統計的側面(1) (p30) 
                     数理統計的側面(2) (p41) 
                     2標本の分析    (p45)
                     2変量データの分析   (p55)
                     3標本以上の分析    (p61) 
                     コクランのQ検定  (p87) 
                     共分散分析   (p89)
                     経時的測定データ   (p97) 
                     用量-反応関係の検出   (p103) 
                     コクラン・アーミテージ検定  (p106) 
                     多重比較  (p108) 
                     実験計画法   (p111) 
                     ノンパラメトリック検定のまとめ   (p114) 
                     2×2分割表の周辺   (p132) 
                     m×n分割表   (p143)
                     尤度と最尤推定法について  (p150) 
                     マンテル・ヘンツェル法   (p154) 
                     拡張マンテル法    (p158)
                     シンプソンのパラドックス  (p163) 
                     重回帰分析    (p165) 
                     ロジスティック回帰分析   (p169) 
                     生存率の分析    (p177)
                     Kaplan-Meier法   (p177) 
                     log-rank, 一般化Wilcoxon検定    (p181)  
                     Cox比例ハザードモデル    (p185)
                     効果量と必要サンプル数の計算   (p197) 
                     統計に関するいくつかの失敗例    (p200)
                     主な参考文献    (p210) 

     PDF2             臨床研究と統計解析    (p2) 
                     無作為化比較試験Randomized Controlled Trial(RCT)    (p5) 
                          必要サンプル数(サンプルサイズ)
                          データの解析での原則
                          ⊿検定
                          ICHガイドライン
                      クロスオーバー試験cross-over study    (p14) 
                      コホート研究とケースコントロール研究の見分け方     (p22)
                      t検定と分散分析(分散分析からStudent’s t test式を導く)  (p29)
                     Propensity Score Matching(傾向スコアマッチング)    (p31)
     
     PDF3             条件付き確率とベイズの定理   (p2)
                     PDF3の目的      (p9)
                     データ(誤差)はどの様な確率分布をするか? (p10)
                     線形モデルについて (p16)
                     頻度論の統計学frequentismとベイズ統計学Bayesian statisticsの接点 (p26)
                      AIC,BIC,DIC (p29)
                     サンプリングについて (p33)
                     マルコフ連鎖モンテカルロ法(MCMC) (p34)
                     WinBUGS直接使用例(参考) (p38)
                     BugsXLA (p43)
                     BugsXLAによる解析1)   (p50)
                           正規線形モデルnormal linear model (NLM, LM)
                          Parallel Groups Clinical Study (Analysis of Covariance)
                     BugsXLAによる解析2) (p56)
                          一般化線形モデル:generalized linear model(GLM)
                          ポアソン回帰 Poisson regression
                     BugsXLAによる解析3) (p60)
                           一般化線形モデル:generalized linear model(GLM)
                           ラテン方格法 Latin square design
                     BugsXLAによる解析4) (p64)
                          正規線形混合モデルnormal linear mixed model (NLMM, LMM)
                          repeated measures design / normal hierarchical model
                     BugsXLAによる解析5) (p70)
                          GLM ・ GLMM
                          Binominal data / meta-analysis
                     参考文献 (p79)